三國志8プレイレポート(3)

 

 続きまして。

 新規プレイです。今回の目的は、孫策の追っかけとします。

 年齢は孫策より一つ下、周瑜と同じ歳に。親友については、孫策が早死にすることも考えて、あえて孫策ではなく陸遜にしておきます。
 能力については、前回は知力重視だったため、戦場では「治癒」「沈静」「妖術」という戦闘補助的な役割が多く、一騎討ちなどは逃げ回っていました。
 なので今回は華々しく戦うことを目指し、まず武力を高くして知力はそのついでに高く狙います。

 

 190年より、ゲームスタートです。
 まず、ざっと地図を見て各勢力を確認すると、南の方の都市である長沙に、愛称パパこと孫堅を発見。
 いそいそと長沙へ引っ越すことから始めました。孫堅の下にいれば、いずれは孫策に会えるだろうと思い、下見のつもりで宮廷に行くと何と孫策がすでに仕官しているではありませんか。

 若い、16歳の孫策です!

 都市武将の名簿を見ると、孫策の腕っぷしは孫堅の次に強く、何と魅力は長沙一です。
 16歳にして長沙で一番格好いい男です!すごい!さすがは伯符さま!キャー!(←うるさい)

 柱の陰からお姿を見るだけでは飽き足らず、ここで直接声をかけてみようかどうしようか迷いました。
 ちょっと挨拶してみたいなぁ、でも初対面なのに図々しいと思われるかなぁ、でも孫策は「こだわりなく人の意見に耳を傾け」なんて陳寿も書いてるから意外と気楽に応じてくれないかなぁ、とかあれこれ考えた挙句、思い切って声をかけてみました。

 孫策「おっ。初めて見る顔だな。俺は孫策。よろしくな!」

 (孫策と幽梟は意気投合し、長い間話し込みました)

 嬉しーー!!すっごい幸先のよいスタートです!気をよくして期間を置かずにまた会いに行きました。
 そのときは武芸の話で盛り上がり、三度目に会いに行ったときには。

 孫策「よく来たな。どうだ?これから一緒に狩りに行かないか?」

 何と狩りに誘われました。これって逢引!?狩りなんて言って、獲物は私だったらどうしよう!(←在り得ない)なんてウキウキしながらお出かけしました。
 当たり前ですけど、普通に鹿を射て帰ってきました(当たり前だ)。

 その次に行ったときには、まだ在野の周瑜を紹介してもらいました。
 いつ見ても麗しいお姿です。孫策ともども、末永いお付き合いを考えているので丁寧に挨拶します。

 そんな感じで孫策のところへ通う一方、街をブラブラ見聞しながら過ごしていると、ある日、孫堅配下の祖茂からスカウトが来ました。
 孫策の推薦でなかったことを多少残念に思いながらも、孫堅に仕官する気は満々だったので、もちろん承諾します。
 そのまま祖茂に連れられて宮廷に行き、孫堅と面会しました。孫策と面差しが似ていて、何と言いますか、非常に素敵な男性です。
 挨拶をして、これで仕官の手続きは終了かと思ったら、孫堅がいきなり槍を取り出して言いました。

 孫堅「では、お前の武術の腕、確かめさせてもらおう」

 幽梟「…え?」

 孫堅「構えろ!ゆくぞ!」

 何と採用は面接だけでなく、実技もあるようです。でも今回は初めから武力を高くしておいたので、結構余裕で受けてたちました。
 こちらが優勢のまま二、三度打ち合って、孫堅を追い詰めます。

 孫堅「お前の腕は分かった!もういい!」

 幽梟「まだまだぁっ!」

 孫堅「(聞いておらんのか!)やむを得ん、一度退いて…」

 幽梟「逃がすものですか!とどめですっ!ドカッ!バキッ!」

 孫堅「ぐあー!バタッ!」

 逃亡を図る孫堅に対して、なぜか回り込む幽梟。孫堅は逃亡に失敗。
 こうして孫堅を倒して腕を認められ、孫堅軍に加わることとなりました…って、やりすぎだろう自分。

 次の評定で仕事を割り振られ、早速ノルマをこなしつつ、その合間をぬって孫策に会いに行きます。この日も二人で狩りに行きました。

 孫策「おっ。あそこにいるのは幼台じゃねぇか。おおーい!」

 幽梟「私の知らない方ですね…どなたですか?(むきー!折角二人きりなのに、邪魔するのはどこのどいつよ!)」

 孫策「ああ、親父の弟だよ。紹介する、幼台、こっちが幽梟だ」

 孫静「やぁ、初めまして。狩りですか?こんなところで会うなんて奇遇ですね」

 幽梟「本当ですね〜(狩り場は他にもたくさんあるでしょうに!何でよりによってこの場で鉢合わせすんのよ!)」

 まったく…とか思いながら、次に狩りに行ったときも。

 孫策「ん、幼台じゃねぇか」

 その次も。

 孫策「あれ。幼台だろ!」

 その次も。

 孫策「よぉ!幼台!」

 もしかして、この孫静って人。も、もしかして伯符さまの追っかけをしてるのでは!?こんなところでライバル出現!?きぃ!負けないわよ!

 

 とかやりつつ過ごしていると、ある日、孫堅の酒宴に呼ばれました。孫策ともっと仲良くなりたかったので、喜んで出席する旨を伝えました。
 ですが会場に行くと肝心の孫策はおらず、座っているのは孫堅、韓当、黄蓋、祖茂、朱治…何とオヤジばっかりです。
 こういう席は…嫌ってわけではないけど…でもやっぱりちょっと厳しいかも…(上司ばっかりだしさ…)。

 とか思ってた矢先、自宅に孫堅が訪ねてきました。この辺に豪傑がいるので探してほしいとのこと。その豪傑の名は、甘寧。
 甘寧を探してお金をもらえるなんて、そんな美味しい仕事を断る理由がありません。
 せっせと見聞してまわり、説得が通じて甘寧が孫堅軍に加わりました。やった!

 ウロウロしているときに、まだ在野の周瑜にも会ったので仕官しないかと声をかけてみました。が、こっちは断られました。
 しかし、つぎの評定で周瑜が加わったと発表がありました。

 もしもし公瑾さま、私の口利きというのがお気に召しませんでしたか…。

 でもこれでこの陣営にも潤いが出るだろうと思うとちょっとほっとします。

 こうして甘寧や周瑜も巡回ルートに組み込んで、せっせと通って好感度を上げます。甘寧は幽梟をライバル視していて、ことあるごとに「くっそ、お前のほうが勲功積んでるな」とか「俺のほうが仕事進んでるぞ」とか言って絡んできます。
 あるとき、あえて仕事の申し出をせずに自宅で武将プロフィールを見て「伯符さまの義兄弟に公瑾さまがもう出てるわね〜。この結婚って項目、大喬さまって出るのだったかしら〜」とか言いながらゴロゴロしてたら甘寧が自宅にやってきて「ヒマなのか?だったら鍛錬でもしろよ」と言われました。ぎゃふん。

 その甘寧にこっちから会いに行ったときのこと。

 甘寧「何だよ!俺、今、すっげー忙しいんだよっ!用事があるなら手短に言え!」

 幽梟「(うっわー、来なきゃよかったかも!)…いえ、武術の話をとか思っただけで、大した用事じゃないので帰ります!興覇さま、ご自分の用事を済ませてくださいっ!」

 甘寧「…待てよ!用事ってのは…その…お、俺と、一緒に、これから狩りに行かねぇかっ!」

 …可愛いヤツめーーー!!!(絶叫)

 「忙しい」とか言いつつ、デート(←違う)に誘おうなんて!テレビの前で素で大爆笑しました…。

 さて。この甘寧、ここしばらくは仕事が思うようにはかどらず、孫堅に何度か叱責を受けています。そんな折りの評定にて。

 孫堅「では、仕事で何か要望のある者はいるか?」

 問いかけに、「俺は補修」とか「私は技術を」とか「ワシは開墾」とか「…(仕事したくないから黙ってよっかな)」とか皆口々に答えます。孫堅は言いました。

 孫堅「興覇には治安を命じる。後の七名は商業だ。以上!」

 え?殿、今の皆さんの要望、聞いておられました?

 しかも商業はもう発展の余地がありません。命じられた七人の内、達成率は一人が3%、幽梟を含む六人が0%で次の評定を迎えました。

 孫堅「今期は成果が上がらなかったな…」

 誰のせいですか、それ。なぜか一人で治安を命じられた甘寧だけが97%の達成率を出しています。

 考えすぎかもしれないのですが、もしかして孫堅は、最近調子の悪い甘寧を励まそうと…?

 

 その孫堅は、甘寧を連れて出陣しました。ここ長沙の太守の座は孫策が引き継いだ…と思ったら、さらに孫静になりました。
 孫策は別の内地勤務になったようです。孫策がいないとつまらないので、次の評定で、とっておいた特権を使って孫堅に直訴し、孫策のいる都市へ異動しました。行ってみると、孫策が太守で、従うのは祖茂一人のようです。が、この状態について、次の評定で孫堅から直々に声がかかりました。

 孫堅「幽梟よ。長沙が人手不足なのだ。戻ってはくれぬか」

 幽梟「いやです」

(孫堅と幽梟は少し気まずくなりました)

 断ったら気まずくなったそうです…。幽梟の代わりかどうか、祖茂が長沙に異動になりました。
 一番初めに幽梟を推薦した手前、何となく責任を取らされたような感じで申し訳なく思いながらも、そのお陰で孫策と二人きり状態です。
 孫策が酒宴を開けば、当たり前ですが人がいないので、来るのは幽梟だけです。

 孫策「たまには二人でゆっくり飲むかぁ」

 孫策のそんな言葉も甘く聞こえるのは気のせいでしょうか(←気のせいだ)。

 しかしまた孫堅から異動の話が。この時期、孫堅は快進撃を続けていて、どんどん領土を広げていっています。そのため内地には必要最低限しか人を置きたくないというのは分かるのですが。

 孫堅「幽梟。頼むから長沙へ戻ってくれ」

 幽梟「その話でしたらお断りしたはずです」

 孫堅「では江陵はどうだ?」

 幽梟「行きたくありません」

 孫堅「仕方ないな…。策よ、お前が江陵で太守をやれ」

 孫策「ああ?いいぜ。じゃな、幽梟」

 幽梟「…!(絶句)」

 異動の話を断ってばかりいたら、孫策のほうが引き抜かれてしまいました。
 孫策がいないのでは、この都市にいる意味はありません。今まで散々異動を断ったのに、恥をしのんで孫堅に孫策のいる江陵への異動願いを出しました。
 ありがたいことに受け入れてもらえたのですが、到着してみると、幽梟を迎えたのは孫策だったはずの太守のポスト。

 幽梟「あれ?この席は伯符さまじゃないの?」

 兵士「伯符さまでしたら、幽梟どのと入れ違いで柴桑に異動が決まったんですよ」

 …はめられたと思うのは、自意識過剰でしょうか。早速太守の権限を使って祖茂を呼び寄せ(幽梟に振り回される祖茂こそいい迷惑)、太守の椅子を押し付けて自分は孫策のいる柴桑へ行きます。

 しかしいつまでこんな我がままを続けていられるんだろうと思っていたところへ孫堅からまた声がかかりました。

 孫堅「…江夏へ来てくれんか」

 幽梟「…はい。承知しました(根負け)」

 江夏は孫堅が太守をやっている都市です。孫策から離れるのは嫌だったのですが、孫堅のお膝元ならちょっと行ってみるのもよかろうと思い、引越しの決意をしました。

(2004.12.18)

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