三國志8プレイレポート(1)

 このソフトを買ったきっかけは単純です。ネットを彷徨っていたとき、たまたま「三國志8」のプレイレポートを読む機会がありました。
 その方は周瑜が好きで、その追っかけを中心としたレポートが展開されていました。
 これがまた、ものすごくおもしろくて、その影響でその日の午後に早速中古屋へ買いに行きました。

 koeiの有名なシリーズですが、実際に触ったのは初めて。
 プレイしてみると、コマンドの多さと自由度の高さに、コツをつかむには少し時間がかかりそうだな…というのが第一印象でした。
 二、三度プレイして、ようやくちょっと慣れたかな〜という感じです。

 このゲームの何が一番気に入ったかって、自分で作った武将を登場させることができる点です。
 性別は女性も選べます。顔も選べます。
 というわけで、天下統一…というよりそれをネタにして好きな武将を追っかるって感じでやってます。
 友好度が設定されているので、仲良くなっていけるのもすごく嬉しいですね。

 でも最初のプレイは趙雲を追いかけながらダラダラしてるうちに、みるみる歳をとってしまい、大した出世もせずに中断。

 そして今回はセカンドプレイ。毎回趙雲を追いかけるのも芸がないと思い、今回は陸遜を追いかけようと決意してプレイスタート。
 買ってからかなり長い間ほうっておいたので、すごく久し振りな感じがします。

 なお、管理人は無双大好きのため、武将の語調はそちらをベースにします。
 皆が丁寧語でお話してくれるこのゲーム中とは異なりますのであらかじめご了承ください。

◆◇◆   ◇◆◇   ◆◇◆ 

 始まりは北の方の都市から。
 早速陸遜のいるであろう南方に移動しようとしたら、そもそも陸遜が登場していませんでした…。
 主人公であるオリジナル武将、幽梟の年齢は、陸遜とタメに設定したんですが、史実武将は成人しないと出てこないので(この時点で幽梟はまだ10代)いきなりがっかり。
 しょうがないので北方で適当に仕官しながら趙雲を探し、仲良くなって戦法を教えてもらいながら陸遜の登場を待つことにしました。

 数年したところで、南方の都市の秣陵に陸遜を発見。どうやら孫策に仕えている模様。早速仕事をサボって現地へGO。
 いました、いました、彼。うわぁ若いなぁ〜格好いいなぁ〜。
 早速挨拶しようとしたけれど、他勢力の下っ端の見ず知らずの女にいきなり打ち解けてくれるばずもなく、門前払いをくらわされました。

 くそう、まずは同僚になることから始めるか、と思い、辞職願いを出してこっちへ引越し。
 都市を見聞してたらそのうち孫策陣営の誰かが声をかけてくれるだろう…と思ってたら、早速仕官のお誘いが。待ってましたとばかりに二つ返事でOK。

 与えられた仕事をこなしつつ、空いた時間は同僚である陸遜へ挨拶。時には露骨ですが彼だけを呼んで宴会を開催します(複数呼ぶとその分余計にお金かかるしね)。

 幽梟「伯言どの。今日は二人で心行くまで飲もうではありませんか(下心丸出し)」
 陸遜「はい。それなのですが、知り合いの△△どのがどうしても来たいと言うので連れてきました」
 △△「初めてお目にかかる。△△と申す。今日のことお聞きして…」

 誰アンタ!!二人で飲もうって言ってるのに!!気をきかせてよ!!

 こんなことを繰り返しつつ、アプローチの結果、陸遜から遂に義兄弟の契りを結ばないかという話が!

 「実は私も前々から(っていうか初めからですけど…)そう思っていたところです」なんて返事をしつつイベントへ。
 義兄弟のイベントは何回見てもいい感じです。

 コレ以後、年齢はタメですが、陸遜のことは「義兄上(あにうえ)」とお呼びすることに。ああ、なんていい響き…(笑)。
 そろそろ力もついてきたのか異動先の寿春で軍師に任命されました。
 でも陸遜と離れ離れに…と思ってたらすぐに陸遜も寿春へ異動に。もしや義兄上、私を追って異動願いを…?(笑)

 その一方で。ある日、糧秣を盗んだという若い男が捕らえられてきました。
 事情を聞くと、年老いた母親に食べさせるお金がないので仕方なく、ということらしいです。
 その男いわく、せめてこの食べ物を母親に持っていきたい、その後で必ず罰は受けるから…。
 なんとなく「走れメロス」を連想しながら、んじゃ行かせてあげればって感じで返事をすると、自分も同行することに。
 んで目の見えない母親はこっちを息子の妻だと勘違い。息子が事情を説明すると、非礼のお詫びに息子を連れていって奉公させてほしいと言います。
 母親一人残すのも後味悪かろうと思って断ると、二人まとめて自分の屋敷に引き取ることに…っていうか、夫と義母として…まさかの結婚。
 旦那様はときどきお金をくれたり、スキルをいくつも教えてくれたりと大変助かってます。
 ところで旦那様は私を字で呼ぶわけですが…この字は配偶者に呼んでもらうためだけの設定なのでしょうか?

 さて。すぐ北の都市、汝南は曹丕の勢力で、ここを落として北上することが当面の目標です。
 しかし兵力が拮抗していて攻め入っても結局勝てなくて撤退を何度も繰り返すことに。
 城壁を壊したり、金と兵糧を略奪したり(失敗してしょっちゅう正体がバレます)とちまちましたこともやっていますけど、究極のところ戦が下手だから負けます…。

 幽梟「(相手の1.5倍の兵力を投入したのにまた今回も勝てないな。ターン回った部隊から順次退却させるか。あ、丁度私のターンだわ。さっさと帰ろ)もう戦えませんので退却します〜(スタコラ)」

 すると陸遜の台詞が。
 陸遜「幽梟が退却!?彼女は無事なのですか!?」

 うわあ、心配してくれてるっ!…っていうか、ごめん、めっちゃ無事です。刀折れ矢尽きて退却するわけではないので…。
 大体いつも後方の安全な場所から味方の回復したり矢をいかけたりしてて、前線に着くのは最後、退却するのは最初という孫策陣営一番の腰抜け部隊がウチ。
 でもその後陸遜にバレてしまったのか、退却しても「まずいですね」の一言で終わることもしばしば。

 しつこくしつこく戦を仕掛け、遂に城を奪うことに成功!しかも曹丕陣の前線から切り込んだので、隣の許昌がガラ空き!更に北上して宛も入手!
 陸遜と幽梟は許昌に赴任。太守には新しい人物が送られてきました。
 ようやく手に入れたぞ…と喜んでたのもつかの間。新太守が曹丕陣営の者と密会していたという噂が広まったかと思いきや。

 新太守「ワシは曹丕様にお仕えする!皆の者ワシに続け!」
 その他の武将「おー!」

 ガーン!まさかの謀反がおきました。陸遜と手に手を取って(希望)命からがら許昌を脱出。汝南へ戻ったら、飛び石の領地となった宛が早速攻撃されています。
 なので守備隊として戦に参加しました。

 幽梟「戦術は迎撃でいきましょう!(自信満々)」
 総大将「そなたはどう思う(陸遜に話を振る)」
 陸遜「…堅陣がよいのではないかと」

 ガーン!義兄上、そういうことは先にこっそり教えてよーと思いつつ、なぜか幽梟の言が通ってしまい(義兄上の立場は…?)、もともと戦は下手なのでボロ負け。
 折角入手した都市をあっという間に失ってしまってがっかり。

 再び最前線となった寿春で、陸遜が太守に任命されました。幽梟はその下で軍師。評定では陸遜が直々に意見を求めてくれます…なんていいポジションなの!

 陸遜「さて、何か意見はあるか?」
 幽梟「(都市情報が不足してるな〜何とかしないと。あれ、偵察のスキル持ってるのって義兄上と私だけだっけ?じゃ義兄上に行ってもらおうかな)…はい。義兄上自ら汝南を見てこられてはどうでしょうか」
 陸遜「そうですね。では行ってきます」

 太守なのに結構身軽だね義兄上。
 畏れ多くも陸遜をパシリにし、自分は隣の都市への輸送(その必要性は全くない)を無駄に成功させたりして名声をかせぎます。
 太守としての陸遜は、幽梟が仕事をしたくないときは、あえて割り振らずにほっといてくれる様子。
 無駄に仕事を割り振って部下をこき使う太守もいるというのに…優しい義兄上だわ。

 が、幸せな日々もつかの間。君主の孫策より陸遜異動の通達が来ました。
 異動先は孫策領土西の果ての都市永安、待遇は軍師。
 別れを告げる暇もなく義兄上は行ってしまわれました…。誰かの陰謀じゃないのと(考えすぎ)密かに拳を握り締め、孫策に直訴。

 幽梟「殿!永安へ行くこと、お許しください!義兄上がいるのです!」
 孫策「あぁん?そうなると軍師職から外れて一般になっちまうけどいいか?」
 幽梟「もちろんです!ありがとうございます!では荷物はまとめてありますのでこれで!(馬に飛び乗る)ハイヨー!」

 というやり取り(想像)の後、陸遜を追っかけて永安へ。軍師なんていくらでもなる機会あるわよ!それよりもやっぱり義兄上よ!と一人で盛り上がり、赴任先の永安の評定に下っ端として滑り込み、太守の隣に立つ陸遜を発見。

 太守「であるからに、永安では今後の方針として…」
 幽梟「…(うわ〜久し振りの義兄上だ〜)」
 陸遜「…(む?あれは…?)」
 太守「全権を委任されておる、しかるに…」
 幽梟「…(軍師としておつとめするお姿のなんと凛々しいこと!)」
 陸遜「…(幽梟ですか?)」
 太守「以上である。では仕事の希望のある者は…」
 幽梟「…(ぽわーん)」
 陸遜「…(評定中に上の空とは…後で叱らないといけませんね!)」

 とか何とかやりながら(想像です)、隣の都市上庸への進撃に参加。首尾よく勝つことができ、その上庸で太守に任命されました。しかも軍師は陸遜!なんて心強い!しばらくはここを拠点として、調子に乗って攻め込んだり、あるいは攻め込まれたりを繰り返すことになります。

 陸遜「総大将は幽梟ですが…大丈夫ですか?」
 幽梟「参軍経験もありますから、バッチリですよ、義兄上」
 陸遜「そうですか。ところで援軍はどうします?」
 幽梟「えっ?援軍って呼べたんですか?」
 陸遜「…(だから今まで援軍が来なかったんですね…)」

 編成画面の「援軍」に気付いたのがこの頃(遅い)。

 幽梟「斉射用意!放て!」
 陸遜「幽梟!そっちの増援軍はもういいですから!正規軍はあと一隊です!あっちを狙ってください!」
 幽梟「えっ?敵軍って全滅させなくてもよかったんですか?」
 陸遜「…(だから今まで全部攻撃してたんですか…)」

 戦闘で、正規軍さえ倒せばよいということに気付いたのもこの頃(遅いよ)。

 陸遜「幽梟!単純攻撃ばかりせず、策略も使ってください!戦前に確認したでしょう!」
 幽梟「ですが義兄上!この、げ、げ、『幻術』って誰が使うのですか?」
 陸遜「あなたですよ!」
 幽梟「ええっ!」
 兵士「無傷の敵援軍発見!向かってきます!このままでは囲まれます!ご指示を!」
 幽梟「えーい!ブー・レイ・ブー・レイ・ン・デード 血の盟約に従いアドバンの地より来たれ ゲヘナの火よ爆炎となり全てを焼き尽くせー!(ヤケクソ)」
 敵軍「ぐわっ!いきなり霧がっ!」

 幻術が使えるようになり、しかも効いてるところにびびったのもこの頃。敵軍が面白いように混乱していくのが快感です。
 そろそろ戦闘にも慣れ、先に挙げた2点のことに気付いたのもあって、勝率はかなり上がってきました。でもその一方で。

 幽梟「敵が迫っているのになんで誰も出ないの!皆が行かないなら私が行きます!」
 陸遜「待ってください!幽梟!そっちは…!」
 敵軍「ぐわっ!こんなところに火の罠が!」
 幽梟「あちちちち!」
 陸遜「…(そこには罠が仕掛けてあると初めに言ったでしょう…)」

 突っ込んでいって味方の罠にかかることもしばしば。そのほかにも。

 幽梟「くらいなさい!義兄上直伝!烈火!」
 敵軍「ぐわっ!燃え広がったぞ!」
 味方の一隊「うわっ!火を消せ!(炎の海のド真ん中)」
 幽梟「あ、ごめん、いたの?」
 陸遜「…(いたの、じゃないでしょう…)」

 味方ごと燃やすこととか、ぎりぎりよけたつもりで炎の端を踏んでることとかも。

 それでもそこそこ戦えるようになってきたので、隣都市にガンガン攻め入ってます。
 今のところ孫権陣営(伯符さまは、いつの間にかお亡くなりになっていました)は大陸のほぼ南半分を治めたかたち。果たして統一はされるのでしょうか。

(2004.03.20) 

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