真・三國無双3Empiresプレイレポート 1

 

 PS2三國志8を買うきっかけになったサイトさんが、エンパイアーズの感想もアップしておられたので、気になりつつも我慢していたのですが、結局買ってしまいました。

 でも店頭では、このエンパイアーズと無双2のどちらを買うか迷いました(たまたま猛将伝はありませんでした)。

 エンパイアーズのエディットちゃんで無双の世界を遊ぶか。無双2の陸遜を堪能するか。

 棚に並ぶソフトの前で腕組みをし、延々悩んだ結果、6対4くらいの割合で前者の気持ちが勝ったので、エンパイアーズを購入しました。

 まあ、内容的には無双3の簡単国取りゲームみたいな感じです。バトルの場面と政策の場面が交互にやってきて、攻め込んだり攻め込まれたりしながら天下統一を計ります。個人的にはビジュアルデータベースも嬉しかったですね(延々ボイスを聞いてたりも…バックの曲がまたすごい好みで素敵なのですv)。

 なお主人公はエディット、外見は緑ベースのポニーテール姫将、声は柔和、モーションは周泰で目指せ孤高の女剣士(笑)。以下、プレイレポートです。

◇◆◇     ◆◇◆    ◇◆◇

 まずは争覇モード演義、難易度は易しいでスタート。

 場所は江東がいいなあと思い、丁度空いていた柴桑に建国しました。弱小の上に勝手も分からないので、北の劉繇からの同盟依頼を何となく受けました。するとその劉繇から「西の孫堅に攻められているので助けてくれ」という援軍要請が来ました。一応孫呉ファンとして、パパ頑張って!と孫堅に声援を送り、劉繇の援軍要請は無視しました。そして孫堅が劉繇を攻めている間に、孫堅の領土の南の端っこの都市をかっさらいました。劉繇に孫堅を引き付けておいてもらって、ちょっとえげつないけど交趾をゲット!

 それから董卓討伐のお声がかかったので、早速参加しました。戦場で追いかけてくる呂布をまいて、董卓を討ちました。が。「董卓の領土は近隣の領主によって、分けられました」…え!何それ!確かにウチは南の端っこで、そんな北の端っこの飛び石領土もらっても困るけど…もらったのは武勲だけ。お金とかくれればいいのに。

 とかなんとかやりながら進めていたあるとき、曹操から、曹操の青龍肝とウチの斬玉との交換要請が来ました。ごめん、私、斬玉好きなの…と思って断わると。

  曹操「小鳥めが…」

 ガーン!それは嫌味ですか!

 

 この頃からぼちぼち武将も増えてきました。進軍先で周泰や張遼、それから馬超。あと劉備に先んじて在野の諸葛亮もゲット。その一方で、手を出そうかどうしようか迷っていた孫堅陣営から同盟依頼が来たので受けました。「俺とお前が手を組めば…」と語る孫堅。格好いいな〜パパ!

 じゃあ孫堅以外のところに攻め込もうかと思い、劉備陣営の都市武将をチェックしていたところ、何と孫策を発見しました。なぜ孫堅でなく劉備のところに…(お父さんと何か?)。孫策を味方に引き入れたかったので、次のターゲットは劉備陣営に決定。じりじり進軍するのももどかしく、いきなり本拠地を襲って制圧しました。

  捕縛した武将を検分すると、劉備、関羽、周倉…ガーン!肝心の孫策がいない!いないじゃないのよっ!と一人で怒っていると、最後に周瑜が連れてこられました。一転して大喜びで登用です。
 ちなみに孫策は在野でブラブラしているところをすぐにゲットできました。

 

 さて。戦の後にはまた次の政策決定ターンがやってきます。色んな武将が色んな政策を出してくるので、その中から選ぶわけなんですが。
 今回採用したのは「
在野の陸遜の登用」…エディットが自分で策を出していました。いかにも私が出しそうな策です…。早速陸遜を訪ね、念願の彼を遂にゲット!

  そういえば今回、データベースに自己紹介があります。せっかくなのでちょっと陸遜のを聞いてみたところ、とても礼儀正しくて可愛かったです。孫策は…ちょっと語彙が少ない感じで、周瑜はそのすぐ後だったせいか妙に詩的に聞こえて笑えました。

 

 さて。それなりに領土を広げて、袁紹陣営と向かい合ったところで、袁紹が、ときどき攻めてくるようになりました。見ると、袁紹軍の先頭に立っている武将がいます。

  趙雲「さあ、行くぞ!」

 何と趙雲です! 早速捕縛狙いで倒しましたが、戦の後に検分した捕虜の中にはいませんでした。どうやら逃げられたようです…ガッカリ。

 

 これからしばらく袁紹軍が何度も攻め込んできます。でも防衛戦は守りきればいいので、それほど負ける気はしませんでした。ですが、ターンごとに来られると、兵力の少ない武将も目立つようになってきます。

 どうしようかなと思いつつ評定を始め、武将から上げられる政策を検討します。このとき印象に残ったのは諸葛亮と陸遜。

 諸葛亮「申し上げます。先日の防衛線は連戦となったため、我が陣営の損害はまだ癒えていません。報告によると、袁紹の兵力はまだ十分に余裕がある様子。ここは全武将の兵力を早急に回復し、また全てのアイテム生産を急がせて次の戦に備えるべきかと…。私からは以上です(全将補充・微/産物工数短縮)」

 陸遜「僭越ながら…。戦に疲れているのは我々だけではありません…民に休みを与えてはいかがでしょうか。それから、このところ我が陣営に攻め入る様子を見せているのは袁紹だけです。その袁紹と隣接しているのは我が陣営と曹操のみ。ここは鼓舞太鼓の共同開発を口実に、曹操と同盟を結んではいかがでしょう(休息奨励/職人派遣)」

 …どちらも正しいような気がして迷いました。費用はどちらも1300と安めなのも条件を拮抗させています。
 結局。次の戦に陸遜に出てほしかったので、陸遜の減った兵力を回復する意味で諸葛亮の政策を採用しました。すると。

  周泰「…まただめか…(ボソッ)」

 これらの政策に押されて、検討もされなかった周泰より不満の声が上がりました。ご、ごめん。

 

 そうこうするうちに、孫堅が曹操を滅ぼしました。残っている勢力は袁紹、孫堅、ウチの3つにしぼられました。北の端っこ3都市に袁紹、そのすぐ南にアルファベットのCの形でウチ、そのC型の真ん中に入っているのが孫堅です。その孫堅から同盟依頼が来ました。これは袁紹をやっつけるまで待ってやるってことだなと解釈し、二つ返事でオーケーします。

 袁紹陣営の本拠地である北平に攻め込むためには、先に晋陽と平原のどっちかを落とさないといけません。平原のほうに趙雲がいたので、趙雲捕縛狙いでこちらを攻撃しました。出っ放しのエディットの武勲が頭打ちになっているので、今回はプレイヤーキャラを陸遜にして、あとは孫策、周瑜で出陣。拠点をつぶしながら敵本陣に突っ走っていくと、何やら人影が。

  孫策「おう、援軍か。助かるぜ!」

 なんでアナタがもう来てるんですか…。敵本陣一番乗りを奪われたのは初めてでした。
 この戦いの後、孫策と周瑜が「まったく君はいつも…」「お前こそ…!」みたいなやり取りをしていたのが微笑ましかったです。残念ながら、趙雲の捕縛はまたしても失敗しました。代わりにか、張コウを捕らえたので、この人は面白いので登用。それから諸葛亮を頼って姜維から仕官願いが。断る理由もないので登用。将軍がこれで丁度10人になりました。

 一方、孫堅から、孫堅の黄忠弓とウチの斬玉との交換要請が来ました。だから私、斬玉好きなんだってばって感じで、曹操のときと同じように断ると。 

  孫堅「よかろう…思い知らせてやる」

 ガーン!それは脅しですか!

 それからも袁紹の侵攻に対する防衛戦を何度かこなします。また、しばらく出番のなかった馬超から「正義の槍が錆びる!」との不満の声があがったので、出陣してもらいました。この後、陸遜と諸葛亮の会話がありました。教えを乞う陸遜を、軽くあしらう諸葛亮。これもなかなか面白い組み合わせです。

 そうこうしながら袁紹を滅ぼして、残すところは孫堅のみとなりました。そんな折、政策決定のターンで孫策から意見がありました。

 孫策「おう。次は親父と戦うんだろ?俺に任せてくれりゃ、ちょっと有利にしといてやるよ。あと、伯言のヤツ、諸葛孔明を意識してか、最近、固くなってるような気がすんだよな。んで『陸遜を励ます会』をやろうと思って。どうだ、いい考えだろ?(拠点半数確保/武将将器上昇・陸遜)」

 それはいいのですが、必要費用は4200と高めで、内訳は「拠点半数」1200で、「武将将器上昇」は3000です。一体どんな励まし方なのでしょうか。
 陸遜はそれをどう受け止めたのか…とりあえずこちらの期待通りに励まされてくれたようです、が。レベルアップしないと申し訳ないと、逆に気を遣わせてしまったような気も…。

 

 さていよいよ孫堅に侵攻開始です。いきなり決めるつもりで本拠地を狙い、プレイヤーはエディット、あとの二人は単純に自分の好みで、陸遜と孫策にて出陣しました。

 とっておきの赤兎に乗って敵本陣へ突っ込んだら、妖術部隊の氷攻撃で凍ったところを孫尚香に後ろからメッタ斬りにされました。赤兎を捨てて(落馬してから乗る暇もなかった)命からがら味方の陣営へ戻って鳥の丸焼きを食べて出直しても、やはり妖術部隊が邪魔で上手く進撃できません。しかも孫尚香の挑発に孫策が乗ってしまって(さすが妹…兄の性格をよく知っているのですね)本陣がガラ空きになったところを襲われて敗北しました。しかもしかも、まさかの。

 陸遜捕縛!!(鎖でガシャーンって感じのグラフック効果)

 なんてことぉぉっ!!

 泣きながら孫堅陣営の都市武将の配置をチェックしましたが、陸遜はいませんでした。前線にいれば、出てきたところを捕まえようと思っていたのですが、残念ながらアテが外れたようです。

 気を取り直して、丁度あった政策で兵力を一気に回復しました。そして長引かせるのも嫌だったので、すぐに孫堅の本拠地へ懲りずに進軍。次のチームは、プレイヤーエディットと、勝手に我が陣営の双璧と呼ばせてもらっている二人、孫策と周瑜(この二人に孫堅を討たせるのか…)。地道に拠点をつぶし、孫尚香の相手は他の武将に任せて、突っ込んできた孫堅に、たまたま出た玉璽を取って無双乱舞を延々叩き込んで今度は勝利しました。

 エンディングは、エディットと周泰、あと3人の一般武将が出てきました。最後に並んで花火を見るとき、激しく万歳をしている周泰に驚きました(この人に一体何が…?)。なお総ターン数は、46でした。

 それにしても在野の趙雲は何処に!捕らわれの陸遜は如何に!疑問と後悔を残しつつ2edロードへGO!

(2004.07.10)

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