真・三國無双4プレイレポート1(孫尚香・周瑜・孫権・孫策)

 

 無双3ですっかり無双ファンになった私は、今回の無双4はインターネットで予約して購入することにしました。この方法のメリットは料金が少し安くなるのと、発売日の前日に届くということ。
 会社から帰ってくると間違いなく届いていたので、コートも脱がずに早速中身をチェックし、プレステ2を起動しました。
 ちなみに特典の「カード6枚」は全員女の子だったのでちょっとガッカリでした。孫策が当たったらどうしようとか思っていたのですが杞憂もいいところでしたね。

 公式サイトに出ていた画面のちゃんとしたムービー版が流れます。
 趙雲、格好いいんですけど一人で出番を取りすぎなのでは…と思ってたら、出ました!孫策です!思わず声援を送る私。

 私「きゃー!!きゃーっ!!さーくぅー!!…あ、もう終わり?」(約3秒くらい←ガッカリ…でも出番があっただけでもいいよね)

 さて、実際にゲームをプレイする段階になって、私は悩みました。
 呉でスタートするのは決めていたのですが問題は誰でスタートするか。孫策はいないので、候補に挙がったのは周瑜、陸遜、孫尚香の三人。
 ではそれぞれのオープニングを見て決めるかと思い、陸遜はいきなり南蛮戦だったので却下。
 では周瑜か孫尚香かでは、どちらも相変わらず格好いい孫堅が出てきていい感じ。
 どちらを選んでも孫策には関われそうだなと思ったので、結局自分が使い慣れているという点で孫尚香を選びました。

 なお、どのシナリオも難易度は無双モードは「易しい」で。練習に行うフリーモードは「普通」です。下手です、私。

 

孫尚香伝

 

 《荊州の戦い》

 軍団情報をまず見て、黄祖が出てきたのはヤな感じだなぁと思っていました。案の定、孫堅に不穏な動きが。黄祖を追ってみるみる突進していきます。
 わぁ、やっぱりと思って助けるつもりで慌てて追いかけたのですが、間に合わず、目の前で矢を受け、倒れる孫堅。お約束とはいえ、何やってるんですかパパ。
 それでも総大将が孫堅から孫策になったので個人的には士気アップでした。
 が、そう思っていたら、敵陣めがけてみるみる突進していく孫策。そして現れた伏兵に孫策が囲まれたとの字幕。
 …言っていいですか。

 親父に学べ!!

 この段階では敵はまだ弱いので、孫策を守りつつ敵拠点を適当につぶしながらクリアはできました。
 クリア後、倒れた孫堅を気遣い、「俺がしっかりしなきゃな!」と決意表明する孫策。ああ、素敵…と思っていたら、その次に孫尚香のモノローグが入りました。

 孫尚香「お父様はその傷がもとで死んで…」

 ああ、孫堅はこれで死んだのか、と思って聞いていたら。

 孫尚香「続いて策兄様までこの世を…」

 孫策はもう死んだんかい!!これからってときにもう死んだんかい!!孫策に夭折されて残された周瑜の気持ちがちょっと分かったような気がしました。

 ちなみに孫堅が倒れてから孫尚香が孫策に駆け寄るとイベントが発生。孫策の「大丈夫だ!」に聞き惚れました。妹だけでなくて自分にも言い聞かせてるっぽいところがまたよいのです。
 本当は自分も心配でたまらないんだけど立場上動揺を見せるわけにはいかないからあえて冷静でいようとしているって感じがするのは気のせいでしょうか。
 前作は割と明るさとテンションの高さを前面に押し出したキャラだっただけに、こういうマジモードを見せられるとすんごいときめきますね〜うひ。

 ところで今回、馬のモーションに速歩(はやあし)が登場。孫策がやるとパッカパッカって感じで可愛いです(←別に孫策に限ったことでは…)。

 《赤壁逃亡戦》

 曹操が逃げていくのをひたすら追いかけてどつく、追いかけてどつく、の繰り返し。え…これで終わり?

 《合肥の戦い》

 ムービーが入りました。呂蒙の前で仲の悪そうな甘寧と凌統。凌統のキャラって熱血系の甘寧と対にしてあるんでしょうか。
 この斜に構えた感じは初めはどうかなぁと思っていたのですが、50人撃破の褒め言葉を初め、台詞は結構おもしろいです。

 このステージでは倒しても倒してもやってくる張遼がいました。ぜいぜい。
 三回目くらいで嫌になってきたので、張遼の相手は凌統に任せて自分は曹操を討ちにいきました。
 苦手な徐晃を相手にするときが一番気を遣いました。雑魚を相手に無双ゲージをためる→徐晃に無双乱舞で一当て→雑魚を相手に無双ゲージをためる…の繰り返しでした。

 《南中侵攻戦》

 次は、陸遜に「さぁ!」と言われても気のくじける南蛮戦です。フリーモードで少し鍛えてから臨みました。
 祝融から象を奪って、あとはひたすら象で攻撃。孟穫に本陣を急襲されたときはヒヤリとしましたが、追いついてしまえば象の上から危なげなく攻撃して無難にクリアできました。

 《夷陵の戦い》

 また石兵八陣とか出るのかなぁ、ここは我らが陸遜の見せ場であって諸葛亮の見せ場じゃないんだけど…とか思いつつスタート。
 陸遜からとにかく火計が成功するまで持ちこたえてほしいとの指示がありました。
 ただ待っているのも暇だなと思ったので、劉備目がけて一直線に突っ走りました。劉備の手前くらいで火計が成功、石兵八陣に逃げ込もうとする劉備をつかまえて無双覚醒で一気に勝負をつけました。これにて孫尚香伝クリアです。

 周泰が使用可能になりました。周泰には悪いけど…残念!孫策じゃなかったか!では次は初めに候補にあがっていた周瑜にチャレンジすることにします。

 

 周瑜伝

 

 さて。まずは周瑜のモノローグからスタートします。

 周瑜「巷では私を美周郎などとはやすものもいる。私はただ音楽を好み、日々武勇を磨いているだけなのだが…」

 これって、もしかして楽をたしなみ鍛錬しているだけでも美しいと思われて困る、ということが言いたいのだろうかとか思って大爆笑してしまいました。
 でも次の「…夢がある。我が親愛なる友・孫策と共にこの乱世を戦い抜き…」で、ちょっとせつない気持ちに。
 
周瑜の視点で孫策の死を見るのはちょっとつらいので…。

 《シ水関の戦い》

 まずは小手調べといったところでしょうか。50人撃破したところで孫堅直々にお褒めの言葉をいただきました。ああ、何かすっごいやる気が出るわぁ。
 周瑜の「敵将!討ち取ったり!」も妙に誇らしく聞こえます。
 相手は董卓軍なので、もしかしたらと思っていたら出ました…呂布。赤兎に乗って周瑜の目の前に立ちはだかります。
 どうする…?と思った矢先、周瑜の視界に入ったのはさっき倒した敵の落とした韋駄天靴。
 …これだ!!脅威の逃げ足で一気に赤兎をまいて呂布から遠ざかりました。そして呂布が追いついてくる前に敵総大将を倒してクリア。

 《荊州の戦い》

 前の戦いで新しい武器が手に入りました。属性「防御」アップのものと、「運」がアップのもの。
 苦労の多い周瑜は運を上げたほうがいいだろうと思ってそちらを装備しました。

 先の孫尚香で慣れたステージなので、ちょっと余裕を持って進めます。例によって孫堅が倒れました。その後で孫策に近付くとイベントが起こりました。
 カッとなって突っ走りそうになる孫策を一度は止める周瑜。孫策を我に返らせた上で手を貸す周瑜。
 いいねぇ
!!いいねぇ!!断金コンビ!!

 《呉郡の戦い》

 まずムービーが入りました。船の上、孫策が左右の船にいる孫権と周瑜をそれぞれ見て誓いを新たにします。
 今回の孫策、横顔がめちゃくちゃに格好いいです。もう真剣に見とれます。背中熱くなってきたよ私…ハァハァ(落ち着け)。
 その後に周瑜のモノローグになりました。孫堅の死について触れ、その上で「孫策がいる」とつなぐ周瑜。あの…何かすごく心が痛むんですけど…BGMも何か悲壮な感じだしさ…。
 しかも「私も身命を賭して、孫呉の天下のために尽力…」なんて続ける周瑜。
 この人のすごいところは本当に血を吐くまで呉のために力を尽くしてくれたところ。あ、何か涙出そ…。

 戦闘前。船から飛び降りて孫策を話をする周瑜。孫策が周瑜を見たまま敵をポカッとやるのももちろんいいのですが、周瑜の「今このときより、君の刃となろう!」というこの台詞!!もーアナタこそ社稷の臣!!

 このステージでは、まだ敵はそんなに強くないのですが、突っ込んでいく孫策のフォローとがら空きになる本陣の守りをどう両立させるかがポイントでしょう。
 なので苦境に陥る孫権を救いにいくのは間に合いませんでした。敗走する孫権軍に、周泰軍、士気低下。…そうだろうね。ごめんね。

 《夏口の戦い》

 というわけで孫策死亡。このステージはそつなくクリア。

 《赤壁の戦い》

 何か、今回の周瑜、「孫策のために!」っていうのが前面に打ち出されててすんごい素敵なんですけど…。
 赤壁でも諸葛亮に踊らされる周瑜じゃないのがうーれーしーいーっ!もーこれぞ周瑜って感じ!
 戦闘そのものは周瑜がやったであろうすべての準備を自分で無視して曹操に突っ込んで速攻でクリア。
 エンディングで孫策の魂に語りかける周瑜!最後まで孫策のことを忘れない周瑜!素敵素敵素敵ーっ!

 でも正直、ちょっと切実過ぎて可哀想な気もしました。頑張り屋さんの周瑜があの世で孫策にしっかりと褒めてもらえたことを望んでやみませぬ…。

 これにて周瑜伝終了。呂蒙、小喬が使用可能に。
 あ、あの…孫策は?もしかして太史慈とか孫権とかやらないとダメ?

 

 孫権伝

 

 太史慈は重くて苦手なので、孫権にチャレンジ。孫策の死後よりスタートです。

 《夏口の戦い》 《赤壁の戦い》 《合肥の戦い》

  それぞれ勝手は分かっているので問題なくクリア。

 《合肥新城の戦い》

 陸遜がムービーに出てきました。しかし露出度高いね、彼。
 外門をすべて開放して…という指示がありましたが無視して単騎で突撃しました。クリアするだけならこのほうが手っ取り早いです。

 《白帝城の戦い》

 魏を滅ぼしたところで、次の相手は蜀です。蜀は既に劉禅の時代になっています。
 戦の前に、勝利したら酒を酌み交わそうと孫権と話をしているのは何と黄蓋。
 まだ生きとったんかい!

 戦闘そのものはやはり単騎突入でクリアしました。
 こうして孫権伝も終了。次の使用可能キャラは誰だろうか、孫策は出るだろうか、それとも孫堅だろうか…。そして現れた字幕。

 「黄蓋が使用可能になりました」

 えええーーーっ!!!と思ったら。

 「孫策が使用可能になりました」

 やったーーーっ!!!…っていうか、何のフェイントですか、これは。真剣にびびりました。

 やぁ、でもこれで待ちに待った孫策です。というわけで、次は孫策伝へゴー! 

 

 孫策伝

 

 まだ数人やっただけですが、何となく無双4では孫策が盛り立てられてるって感じがしてすごく嬉しいです。

 《黄巾の乱》

 さぁ、これで孫策のモノローグが聞けます。周瑜がやたらと悲壮だったの比べて、彼のBGMは非常に軽快です。
 何かこんなところでも周瑜が一人で苦労をしている様を見たような気がします。やる気出してしゃべってくれるのはいいんですが、やっぱり語彙が少ないなこの人…。
 部下の目から見ると非常に格好よかったのに、本人にしゃべらせると何やら馬鹿っぽく聞こえるのは気のせいでしょうか。
 このノリだと他所で見せたシリアスぶりが相殺されてしまいそうです。…何てグダグダ言ってますが、テレビの前でウッハウハの私です。
 この戦いから
やっと孫策を動かすことができます!何だかんだで一番使い慣れているので操作のしやすいこと。まずは軽くフォーミングアップです。
 幻影兵が出たときに、それを消滅させるために祭器を壊す孫策。チャージ攻撃の関係か、棍で殴るのではなく、たまたま足蹴りになりました。
 孫策はこういう不敬なのが似合うなぁ…。

 《シ水関の戦い》

 ムービーが入りました。孫家集合です。江を見つめる孫策の足を大きく開いて座る行儀の悪さもまた素敵。ステージは無難にクリア。

 《荊州の戦い》

 モデルチェンジができるようになったので、早速着替えていただきました。

 ああもう、孫策って黒も似合うじゃーん!

 当分はこれを着て戦ってもらうことにします。武器は同じく黒と金の「小覇王」でコーディネートもバッチリ!

 あと、50人撃破で周瑜の褒め言葉を聞きました。
 周瑜「君の戦はいつ見ても爽快だ」
 こんな風に周瑜に言われると、何か仲のよさが感じられてむっちゃ微笑ましいです。

 《呉郡の戦い》

 船の上から左右の孫権と周瑜を見るムービー…繰り返しになりますけど、本当、横顔格好いいよ孫策。

 《孫策幻影戦》

 モノローグの「売られたケンカは全部買うぜ」に笑ってしまいました。そして「戦況」の「まやかしごと于吉をぶっ飛ばすため」という説明文に吹きました。

 が…笑えたのはそこまで。精神的に非常に嫌な感じのステージでした。
 于吉は後ろに回りこんでくるし。正史で鏡に映る于吉の幻影に悩まされる孫策はこんな感じだったのでしょうか。
 雑兵がぞろぞろ出てくるところでは、倒していいのか判断に迷い、真剣にしばらく戦うのを避けていました。
 于吉は姿を消したままだし、体力は削られていくしでどうもこの兵らは倒す以外に選択肢がないと分かってからはためらいませんでしたが。
 先の孫策の「俺が分からないのか?」が妙に生々しく聞こえて(声優さんってスゴイ!)、いかにぎりぎりの選択であるかがひしひしと伝わってきまして戦うのがつらかったです。
 それに拍車をかけたのがBGM。これがまたよかったというかこの場面に非常にはまりましたね。出だしが特に好きです。

 「まだ続くのか?俺はいつまでこいつらを倒さねぇといけねぇんだ?くそ、かすり傷でも積み重なるとうずいてきやがるぞ。やべぇな…」とすっかり孫策になりきって(笑)心身ともに疲労を感じていた私を我に返らせたのは…二人の幻影の出現。

 …これって、コンセプトは、『孫策の大事な人』ですよね…?あの、私の感情がどうのというより。孫堅よりも大喬よりも大事な人がいませんか。

 周瑜が聞いたら、ガッカリしますよ。

 一気に素に戻ってしまったので、後は事務的に普通にクリアしました。

 《夏口の戦い》

 于吉で終わりかと思ったら続きがありました。体の不調を感じる孫策。モノローグの軽快なBGMが逆に孫策の強がりを強調するようで切ないです。
 前半、気合十分なところをたくさん見せてくれていただけに、病によろめく姿は真剣に痛々しく。
 このギャップは本当につらいものがあります(これが周瑜なら血を吐いても今さらなので驚かないのですけど)。

 戦闘そのものは特に能力が落ちるわけではないようなので問題はないのですが、無双乱舞で暴れまわる孫策は最後の命の火を燃やすようでコントローラー持ちながら胸のつぶれる思いが…。

 孫策伝はこれで終了。孫策の死そのものは描かれてないのですが、明らかにそれを予感させる悲しいエンディングでした。

 これで孫堅、大喬が使用可能になりました。心の準備をして次は大喬伝に挑むとしますか…。 

 

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